UPDATES 最新情報

WORK OF THE MONTH 今月の逸品

円山應挙「菊花雙鶉図」

絹本 着色 小津家鑑定書

33×57㎝ / 125×70㎝

江戸中期に京都で活躍した画家・円山應挙。自然観察を基本とした「写生」の概念を重視した彼の作風は、日本画を新たな境地へと導きました。二羽の鶉を描いた本作は、應挙の卓越した写生の技が光る逸品です。一枚一枚を緻密に描いた羽の様子や、鶉の表情の描き分けは見事。しなやかな枝ぶりとグラデーションで描かれた菊とともに、画面全体に瑞々しい生命力を漂わせます。のどかな画題でありながら、高い気品と風格が感じられる本作は、表面的な写生にとどまらず生命の本質へ向けられた應挙の眼差しそのものといえるでしょう。安永7年、應挙47歳、壮年期の作品です。

APPRAISAL 鑑定委員会

鑑定に関するご相談

勝海舟などの遺墨鑑定会や、
「若山牧水作品鑑定」の
窓口となっております。

INFORMATION お知らせ

  • 2024.07.24

    <夏期休業のお知らせ>

    誠に恐縮ながら、弊社では下記の期間を夏期休業とさせていただきます。

    ◼️2024年8月10日(土) 〜 8月18日(日)

    この期間にいただいたお問い合わせにつきましては、8月19日(月)以降に順次対応させていただきます。 ご不便をおかけしますが何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

  • 2024.06.26

    採用情報を更新しました。

    https://www.kashima-arts.co.jp/recruit/

  • 2024.06.07

    採用情報を更新しました。

    https://www.kashima-arts.co.jp/recruit/

MEDIA メディア掲載

  • 2023.12.22
    BSフジ「アートフルワールド」
  • 2021.11.13
    目の眼2021年12月号 掲載記事
  • 2021.05.03
    NHK「日曜美術館」 番組HPはこちら

MAIL NEWS メールニュースのご案内

対談・催事のご案内など、加島美術から日本美術の新しい情報をお届けします。

加島美術の最新情報が届くメールニュースのご登録はこちらから

※情報を守るため安全な通信が行われる
メールニュース登録専用フォームにリンクします。