本展は終了しました。
開催にあたって
明治維新から150年を迎える本年、この節目の年に、幕末に活躍した英傑の直筆に改めて向き合う展示会を開催します。時代の変革期の荒波を乗り越えた彼らの発するメッセージは何だったのか。彼らの言葉は、平成という一時代の終わりを迎えようとしている現在の私たちにとって、これから歩むべき方向を探る一助となるはずです。同時に、本展が維新に関係した先人たちの再評価につながる事を願っています。
主な出展作品
本展のみどころ
西郷隆盛(南洲)と幕末三舟(勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟)。彼らは明治の世になり多くの書を揮毫しました。幕末の世を力強く生き抜き、日本の未来を切り拓いた彼らの四人四様の書を見較べることに、本展の面白さがあります。「敬天愛人」の語に代表されるような天地への畏敬と慈愛の溢れる南洲の書、グローバルな視野に立った自由闊達な海舟の書、槍の理法をもってして志を貫いた泥舟の実直な書、自己陶冶に徹し剣術と禅を極めた篤実な鉄舟の書。書風の違いを楽しむことで、彼らのひととなりを感じてください。
また、これらの作品が、明治維新150年という節目の年に、一堂に会する機会は大変貴重なものです。ぜひご覧ください。
加島美術が窓口となり、各方面の有識者で構成された委員会にて月1回鑑定を行い、真筆には鑑定証書を発行し後世へ継承します。鑑定会の収益金の一部は幕末作品の保存や修復に充てられます。
詳細は幕末遺墨鑑定会ページへ
展示会概要
西郷隆盛と幕末三舟の書展 ―書より見た英雄の無心のはたらき―
- 開催日時
2018年7月16日(月)~2018年7月22日(日)
10:00~18:00 会期中無休- 会場
加島美術
〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2
TEL 03-3276-0700 FAX 03-3276-0701
E-mail info@kashima-arts.co.jp- 主催
西郷隆盛と幕末三舟の書展 実行委員会
- 協賛
全生庵/加島美術/山本海苔店/銀座木村屋/ハウスメイト/イカリ消毒/小川山岡鉄舟会/静岡・山岡鉄舟会/山岡鉄舟研究会/高橋泥舟顕彰会/二松学舎大学/荘内南洲会/致道博物館/本間美術館
- 後援
公益財団法人日本武道館/公益財団法人日本書道美術館/公益社団法人国民文化研究会
連携企画
日本橋
山岡鉄舟展ー山本海苔店と鉄舟ー 6月14日(木)ー7月25日(水) 山本海苔店日本橋本店 TEL:03-3241-0261 主催:小川鉄舟会 共催:山本海苔店
小川町
山岡鉄舟生誕180年記念 山岡鉄舟展 7月12日(木)ー7月22日(日) 第一会場:小川町図書館(埼玉) TEL:0473-72-5965 第二会場:割烹旅館二葉(埼玉) TEL:0493-72-0038 主催:小川鉄舟会