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「蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭」展について
若冲に継ぐ奇才の画家、ついに初めての大回顧展が開催されます!
2017年3月18日(土)〜4月9日(日)
10:00〜18:00
会期中無休/観覧無料/
前期:3月18日(土)〜3月29日(水)
後期:3月30日(木)〜4月9日(日)
フランス印象派の画家たちをも圧倒した美と技術の融合ーー、フェノロサや岡倉天心からも認められていたにも関わらず、画壇に属さず、弟子もとらず、画業に専念した幻の画家、渡辺省亭。
今回、加島美術での大回顧展に合わせて、東京国立博物館を始めとする都内の博物館・美術館においても省亭の各所蔵作品が展示されることになり、ついに明治の激動の時代に活躍した画家の全貌が明らかにされる。折しも2017年4月2日は渡辺省亭の100回忌にあたり、省亭の足跡をたどりながら都内を美術散策するのも一興だ。
出品作品(一部)
省亭展を記念したイベントが盛りだくさん
オープニングレセプション
3月17日(金)18:00-20:00
会場:加島美術
ギャラリートーク
「神ってる省亭」
3月18日(土)14:00〜15:00
先着:20名様
講演者:岡部昌幸氏(帝京大学教授)
「パリと省亭(仮)」
4月1日(土)14:00〜15:00
先着:20名様
講演者:岡部昌幸氏(帝京大学教授)/加島林衛(株式会社加島美術代表取締役)
渡辺省亭の書籍も販売します
「渡辺省亭ー花鳥画の孤高なる輝きー」
監修:岡部昌幸
発行:東京美術
¥2,000(税別)
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渡邊省亭のシンポジウムが開催されます
没後100年渡辺省亭とその時代ー日仏近代美術の黎明ー
渡辺省亭(嘉永4年ー大正7年、1852-1918年)は、日本画家、装飾美術家、版画家、雑誌出版者として幕末から大正はじめまでの日本近代社会の揺籃期に、美術のみにとどまらず、産業、文化全体の中で革新的な活動をなし、多く影響を与えた人物でした。また、明治11年(1878年)、パリ万国博覧会に出品した工芸図案で銅牌を獲得し、日本最初の輸出国策会社・起立工商会社の社員として、林忠正などとともにパリに派遣されフランスに渡った最初の日本画家でした。
パリでは、エドガー・ドガやエドゥアール・マネ、デ・ニッティスなど印象派の画家たちの前で、日本画制作の実演をし、交流をしました。花鳥画を描くその技法と、芸術精神や美意識は、フランス美術界にも影響を与え、ジャポニスムの契機の一つとなり、日仏交流の黎明期に重要な足跡を残しました。
帰国後は、滞仏中に学んだ西洋の写実を取り入れた新様式を用いた作品を描き、迎賓館の装飾にあたり、啓蒙のための美術雑誌を発行したり、挿絵に裸婦を描くなど、新しい美の概念を広く社会に問いかけました。伝統を受け継ぎながら、清新な精神は、後の鏑木清方や竹内栖鳳らの近代日本美術史に流れていきます。
長らく日本美術史の中に埋もれていた孤高の神絵師・渡辺省亭。近年、研究と再評価が急速に進み、2017年4月2日に100回忌を迎えることを記念して、初めてその芸術性を振り返るシンポジウムが開催されます。みなさまどうぞお運びください。
「没後100年渡辺省亭とその時代ー日仏近代美術の黎明ー」
シンポジウム開催概要
日時:2017年3月10日(金) 17:00〜20:30
場所:日仏会館1階ホール
(東京都渋谷区恵比寿3-9-25)
主催:渡邊省亭展実行委員会/日仏会館
共催:日仏会館フランス事務局
後援:ジャポニスム学会/日仏美術学会/日本フェノロサ学会
*シンポジウムに合わせて、3月9日(木)から3月11日(土)の間、日仏会館ギャラリーにて渡辺省亭作品を展示いたします。
・17:00-17:05
日仏会館フランス事務所長 挨拶
・17:05-19:00
第1セッション「渡辺省亭の基礎研究」
司会:植田 彩芳子(京都文化博物館学芸員)
「渡辺省亭の生涯と作品」/「渡辺省亭と日仏美術の黎明」岡部昌幸(帝京大学教授)
「省亭の歴史画ー師・容斎を越えて」塩谷純(東京文化財研究所、近・現代資格芸術研究室長)
・19:00-20:30
第2セッション「渡辺省亭再評価へ」
*パネルディスカッション
パネリスト
佐藤道信(東京藝術大学教授)/山下裕二(明治学院大学教授・山種美術館顧問)/野地耕一郎(泉屋博古館分館長)/塩谷純(東京文化財研究所、近・現代資格芸術研究室長)
コメンテーター
荒谷鋪透(ポーラ美術館前館長)/三浦篤(東京大学教授、日仏会館理事)/岩切信一郎(美術史家)/古田亮(東京藝術大学大学美術館准教授)
シンポジウム参加ご希望の方は、「日仏会館」HPよりご応募ください。
※日仏会館HPより会員登録を頂いた上でのご応募となります。
都内の6つの施設で渡辺省亭の作品が展示されます!
東京国立博物館
「雪中群鶏図」、「迎賓館赤坂離宮七宝下絵」より12枚出展
本館18室
3月7日(火)-4月16日(日)
(月曜休館・但し、3月20日、27日、4月3日は開館。3月21日(火)は休館。)
台東区上野公園13-9
03-3822-1111
https://www.tnm.jp/
JR「上野駅」公園口 徒歩10分
迎賓館赤坂離宮
迎賓館赤坂離宮
「渡辺省亭下絵による濤川惚助の七宝焼」30枚
花鳥の間
公開日程は迎賓館HPへ
港区元赤坂2-1-1
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
JR「四谷駅」 徒歩7分
山種美術館
開館50周年記念特別展「山種コレクションⅣ 日本画の教科書 東京編ー大観、春草から土牛、魁夷へ」に「葡萄」、「月に千鳥」出展
2月16日(木)-4月16日(日)
(月曜休館・但し、3月20日は開館。3月21日(火)は休館。)
企画展「花*Flower*華ー琳派から現代へー」に「桜に雀」、「牡丹に蝶図」出展
4月22日(土)-6月18日(日)
(月曜休館)
渋谷区広尾3-12-36
03-5777-8600
http://www.yamatane-museum.jp/
JR・東京メトロ「恵比寿駅」 徒歩10分
松岡美術館
企画展「美しい人びと」(後期)に「藤下遊鯉之図」他4点出展
2月16日(木)-4月16日(日)
(月曜休館・但し、月曜祝日の場合は翌平日休館)
港区白金台5-12-6
03-5449-0251
https://www.matsuoka-museum.jp/
JR「目黒駅」 徒歩15分
都営地下鉄「白金台駅」徒歩7分
根津美術館
特別展「燕子花図と夏秋渓流図」に「不忍蓮・枯野牧童図」出展
2月16日(木)-4月16日(日)
(月曜休館・但し、5月1日は開館)
港区南青山6-5-1
03-3400-2536
http://www.nezu-muse.or.jp/
東京メトロ「表参道駅」 徒歩8分
開催概要
蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭
- 日時
2017年3月18日(土)-4月9日(日)
10:00〜18:00会期中無休/観覧無料/
前期:3月18日(土)〜3月29日(水)
後期:3月30日(木)〜4月9日(日)- 展示点数
約30点
- 会場
加島美術
〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2
TEL 03-3276-0700 FAX 03-3276-0701
E-mail info@kashima-arts.co.jp- 主催
渡辺省亭展実行委員会